2024年10月5日発行 1666号

  • 同友エコアンケートのまとめ
  • 中小企業学会
  • DOR150号記念シンポジウム報告要旨
  • 【全国支部長インタビュー】南部・沖縄
  • 特集「定時総会in 宮城リレー報告要旨」
  • 障害者問題委員会・実践報告要旨
  • 情報・広報活用セミナー(大分)
  • 11月開催予定の経営研究集会一覧
  • 【時潮創流】
  • DoyuNews「新時代を切り拓く中小企業」佐賀

円卓

▼NHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』が終わりました。出勤前の楽しみを喪失してスンとしているご同輩もおられることでしょう

▼女性法律家の先駆者・三淵嘉子をモデルにしたこの作品は従来の朝ドラになかった社会的視点が鮮明でした。繰り返し映し出されたのは、日本国憲法第14条です。「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において差別されない」。法律事務所の壁に墨書された条文は、不条理と向き合う人を支える心棒のように見えました。吉田恵里香の脚本に、主演の「寅子」を演じた伊藤沙莉らの好演。寅子の「はて?」は流行語にもなりました

▼中同協が誕生した1969年に封切られた映画『男はつらいよ』の主人公は「寅さん」です。お人よしだが喧嘩っ早い。もめるきっかけはばかにされたと勘違いすることが大半でした

▼寅子の「はて?」は、違和感を覚えた時のつぶやきであり、寅さんの「ばかにしやがって」同様、周囲に波紋を巻き起こしていきます。寅子と寅次郎。半世紀の時を超えて2人の「寅」が人気を博すのは、人間の尊厳を守る異議申し立てへの共感なのかもしれませんね。