2010年12月15日発行 1169号

  • 【特集】第2回人を生かす経営全国交流会
  • 円高をどう見るか 立教大学 山口義行氏
  • 【環境経営で企業革新を―「同友会エコ」受賞企業の取り組み】(8)関西テープレコーダ(株)(香川)
  • 【中小企業憲章を生かす―企業・地域へ】(3)
  • 【同友時評】
  • 【時潮創流】
  • 【変革と挑戦―各同友会の実践事例から】(2)
  • 【変革への第1歩~活用しよう企業変革支援プログラム】(8)
  • 【アメリカ視察報告―中小企業憲章制定後の課題を探る】(2)
  • 【憲章・条例ニュース】

円卓

▼今年の景気は、前半は回復基調にあったものの後半に入り円高とエコカー補助金の終了などで停滞状況が続いている。大企業の海外への生産シフトが顕著になり、失業率も5%を超え悪化する兆候がでてきた。特に学生の就職内定率は低迷している。将来を担う若者にとっては希望の持てない社会状況である

▼同友会は共同求人活動を長年続けてきた。経営指針に基づき共同求人で新卒の学生を定期採用し、入社後は社員共育を通じて共に育つ企業づくりを進めてきた。定期採用した社員が全社員の半分になると会社は変わると報告する会員はたくさんいる。先輩社員が後輩社員を共育を通じて成長する循環が機能しだす。まさに企業組織が社員を中心に動き出した証である

▼経営者は戦略家になれと言われる。戦略的発想で大切なことの1つに人をどのように集めるかがある。戦略的発想に立てば人は将来への投資であるから、今は中小企業にとってよい人材を獲得するチャンスである。欠員が出たらそのつど中途採用をしていくやり方は戦術的と言わざるを得ない。同じ雇用でも戦略発想にたった雇用を生み出したい。戦略家への道の分かれ道にいると思って採用に踏み切ってはどうか。