2026年8月5日発行 1732号

  • 【同友エコ受賞企業】宮城
  • 【本の紹介】
  • 若者に選ばれる企業へ(徳島)
  • 新時代を切り拓く中小企業(栃木)
  • 特集:中小企業魅力発信月間キックオフ行事
  • 全国事務局員「学びと成長」研修会
  • 障害者問題委員会
  • 【あっ!こんな会社あったんだ】青森
  • 【時潮創流】
  • 第54回青全交in宮城概要

円卓

▼大幅改正が検討されている労働基準法。「つながらない権利」という新しいテーマが提起され、注目が集まっています

▼これは、勤務時間外にかかってくる電話やメール、SNSなどによる業務の連絡対応を労働者が拒否できる権利のことです。最初に法制化されたフランスでは、勤務時間外のデジタル通信に関するルール策定が従業員50人以上の企業に義務づけられました。法制化いかんにかかわらず、昼夜となく会社のことを考えている経営者だからこそ、心していかねばならない問題です

▼一方、教育学者の大田堯さんが「生命はかかわり合いの中に存在する」といわれたように、社会的動物である人間は、孤立して生きることはできません。警察庁によると、一人暮らしで死後8日以上たってから発見された孤立死者数は2万2千人。うち8割は男性だそうです。2023年には、孤独・孤立対策推進法もつくられました

▼孤独は当事者の主観的な状態、孤立は客観的な状態を指します。内閣府の調査では、孤立とコミュニケーション頻度には深い関係があると指摘されています。中小企業には、「つながらない権利」に配慮しつつ、「人と人をつないでいく役割」があります。