2013年2月5日発行 1246号

  • 金融円滑化法終了アンケート速報
  • 連載【民法改正を考える】
  • 【企業変革支援プログラム ステップ2】
  • 3推進本部・専門委員会・連絡会代表者会議
  • 特集「経営者として原発・エネルギー問題をどう考えるか」
  • 【本の紹介】
  • 【時潮創流】
  • 展望レポート
  • 連載【中小企業基本法の見直しを考える】
  • 【変革と挑戦―各同友会の実践事例から】福島
  • 同友会景況調査(DOR)結果概要

円卓

▼山田洋次監督50周年記念作品「東京家族」が全国公開中です。山田監督自身が、先輩の小津安二郎「東京物語」(1953年作品)を「まねた」といっていますが、4組のカップルと周辺の人々を描くことにより、戦後日本の矛盾を考えさせる秀作といえましょう

▼映画公開前日(1月18日)東京同友会は山田監督を講師に新春特別講演「寅さんと私」を開催しました。監督歴50年で80本を制作。寅さんシリーズは48作を数えます。渥美清演じる寅さんの人気のヒミツは?家族や地域からも受け入れがたい困った男、しかし排除はしない。しょっ中ケンカはするが、お互いに許し合っている中でのケンカ。だから観客も笑って見られ、すぐ仲直りできるうらやましい仲間たちに共感します。会いたい人間に映画で会えて「良かった」と思えることが今も続く人気の源なのでしょう

▼講演で山田監督は「強い国にする」というよりも「やさしい国にしたい」と述べました。経営者には少し違和感があったかもしれません。しかし、やさしさとは相手を深く思いやること。社員、お客様、地域にやさしく関わる。「真のやさしさこそ真の強さとなる」ことに監督の真意があると思いました。