2025年4月5日発行 1684号

  • 中同協環境経営委員会オンラインセミナー
  • 2024年度第4回中同協幹事会
  • 障害者問題委員会実践報告要旨
  • 【若者に選ばれる企業へ】鹿児島
  • 【全国支部長インタビュー】金沢駅西・石川
  • 特集「中小企業問題全国研究集会in愛媛」
  • 企業変革支援PGの活用
  • 【時潮創流】
  • 2026年度重点要望・提言(案)
  • 広報委員会
  • 「中小企業家しんぶん・DoyuNewsに関するアンケート」結果

円卓

▼令和の米騒動といわれた昨年以上に高くなっているお米。政府備蓄米が放出されても、店頭価格は2年前の倍近くに高止まりしています。長年にわたる減反政策もあり、1995年に230万戸あった稲作農家の数は、2020年には69万戸まで激減しています

▼コメは田んぼでつくるのが常識ですが、畑でつくる陸稲栽培に挑戦している会員がいます。今井貴祐さん50歳、北海道オホーツク支部に所属する畑作農家です。畑に水稲用の種子を直播(ちょくはん)し、稲刈りも小麦用機械で行います。苗づくりや田植えの作業がなく、水の管理もないため、機械投資や生産コストが大幅に抑えられます。初年度の23年は10アールの畑で籾(もみ)600キログラムの収量。2年目の昨年は40アールに広げ、水田用除草剤を使えることも確認されました。肝心の食味は、支部の仲間による比較評価は上々でした

▼地球温暖化効果ガスのメタンガスは、水田からの発生量が日本全体の4割を占めます。その点、畑でつくる陸稲は発生がほぼゼロ。飼料や敷料として稲わらを自賄いするため、陸稲栽培に挑戦する酪農家も出ています

▼昨年全国で作付けされた陸稲の面積はわずか320ヘクタール。水田の北限を過ぎた地域からの挑戦が注目されます。