2026年1月15日発行 1712号

  • 年頭所感
  • 全県経営フォーラム(静岡)
  • 支部長インタビュー(湘南・神奈川)
  • ご寄付への御礼
  • 全研in岩手リーフレット
  • 【あっ!こんな会社あったんだ】長野
  • 【時潮創流】
  • 経営実態アンケート
  • 事務局アカデミー
  • 【同友時評】
  • 「新時代を切り拓く中小企業」神奈川

円卓

▼新聞を読んでいて「今、高齢者も居場所がない人が少なくない」というくだりに目が止まりました。地元の高校生の活動の中でも同じ言葉を聞いていたからです。地域の一番の課題は、「自分たちの居場所がない」ことだと言っていたのです。若い世代と高齢者に共通した課題なのでしょうか。「居場所がない」というのは、物理的な場所の欠如というより、心理的・社会的に「自分はここに居てもいい」と感じられない状態のことなのか・・・

▼若い世代では、考えや成果を求められる一方で、不安や迷いを受け止めてもらえる機会が少なく、安心して弱さを出せる場がないのかもしれません。高齢者の場合は、地域とのつながりや社会との接点が減り、社会的役割感を感じなくなり、居場所がないという感覚になっているのかもしれません

▼どちらも、日常の中で「話を聞く」「否定せずに受け止める」「役割がなくても関わり続ける」などの関係づくりが重要です。人と人の関係性が希薄化したことによる社会現象なのか、「居場所がない」という声は、弱者の表現でもあり、社会への問いかけでもあると感じました。支援策だけでなく、社会のあり方を見直すときにきていると思います。